しかし、イタチは家に住みついてしまうと駆除がとても難しい動物です。身体が細身のため、一般の方では気付けないような隙間から出入りできる上に、頭の良い動物なので、罠が見破られてしまうことも。
イタチが住み続けると、最終的には断熱材を荒らされる、天井がフンや尿でひどく痛む、部屋でダニやノミが湧く、消えない悪臭や雑菌の繁殖といったひどい被害に発展する場合も珍しくありません。
こういったひどい被害になると、工事費用がかかったり、健康被害で病院へ行くことになるかもしれません。
そのため、被害が手に負えなくなる前に、イタチの侵入に気付いたらすぐに対策することが大切です。
私たち駆除ザウルスにご相談いただくのがいちばん早く、確実な方法ではありますが、まずはご自分で駆除したいとお考えの方のために、お金をかけずに自分で駆除をする2つの方法をご紹介します。
イタチを家から追い出し、再侵入させない駆除方法
イタチは縄張り意識が強いため、家に侵入されて住み着いてしまうと、なかなか出ていきません。 さらに、イタチは学習能力が高い動物なので、駆除を失敗するごとに警戒レベルが上がります。 そのため、なるべく少ない手順で失敗せずに駆除することが大切です。
イタチをにおいや明かりで家から追い出す
イタチは縄張り意識が強く、尿で縄張りをアピールするため、においにとても敏感です。また、明かりを見ると身の危険を感じて逃げ出す習性があります。 まずは、イタチが住みついていると感じる天井裏や床下などに嫌いなにおいを撒く、光るものを設置するといった追い出し作業をしましょう。
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木酢液
よく園芸や農作物の虫よけとして使われます。山火事を思わせる煙のようないぶしたにおいがイタチにも効果的です。ホームセンターなどで手に入ります。もしも木酢液が手に入らない場合は、料理に使うお酢でも代用できます。お酢を使う場合は、木酢液と比べてにおいが弱いため、何度も撒いてください。
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クレゾール石鹸液
薄めて消毒や殺菌に使う、とても強い独特な薬品臭のある液体です。お近くの薬局やドラッグストアで手に入ります。必ず手袋をして、しっかりとご使用方法を読んでから使いましょう。
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害獣忌避剤
ハッカなどの植物由来のにおいのものや、天敵である狼の尿を混ぜたものがあります。さらに、撒くタイプと置くタイプがありますが、ここでは撒くタイプがおすすめです。ホームセンターなどで手に入ります。
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燻煙剤
煙でイタチを追い出す薬剤です。バルサンのような害虫用のものも効果的ですが、害獣用の燻焼剤もあります。ホームセンターなどで手に入ります。
イタチが嫌いな明かり
害獣撃退用の点滅ライト、クリスマスツリーの飾り、アルミホイル、CDなどでイタチを追い出すことができます。
イタチが出ていったことを確認する

1-1の作業でイタチが出ていったかどうかを確認します。イタチは大きな音に敏感な動物です。イタチが住みついていた天井裏や床下などで鍋などを叩いて大きな音を出し、何も反応が無いことを確認しましょう。
イタチの侵入口をふさぐ

イタチが侵入している穴を見つけて、金網などでふさぎます。しかし、駆除業者のようにイタチや建築の知識がなくては、イタチの侵入口を見つけるのはとても難しいです。
一般の方が侵入口を見つけるためには、実際にイタチが侵入している現場を見るしかありません。イタチの侵入口をふさいだら、そこに固形タイプの害獣忌避剤を置くとさらに効果的です。
また、1-2の作業でイタチを追い出せていない状態で侵入口をふさいでしまうと、閉じ込められてパニック状態になって暴れてしまい、家の一部を壊してしまうことがあります。
さらに、外に出られないイタチはいつしか家の中で餓死してしまいます。死骸はとても不衛生なため、1-2でしっかりと追い出しましょう。
イタチを罠で捕獲する方法
イタチは鳥獣保護法で保護されていて、無許可での捕獲が禁止されています。

"鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律では、野生鳥獣又は鳥類の卵については、狩猟により捕獲する場合を除いて、原則としてその捕獲、殺傷又は採取(以下「捕獲等」という)が禁止されています。 ただし、生態系や農林水産業に対して、鳥獣による被害等が生じている場合や学術研究上の必要性が認められる場合などには、環境大臣又は都道府県知事の許可を受けて、野生鳥獣又は鳥類の卵を捕獲等することが認められています。"
環境省 野生鳥獣の保護及び管理より引用
基本的に狩猟免許(わな猟)を持っているプロでなくては、ご自分で捕獲する方法は難しいと考えてください。
イタチを捕獲する許可をもらう
まずは、イタチを捕獲するための許可を申請します。捕獲申請をする際、捕獲後の処分方法を記載し、その通りの手順で駆除しなくてはなりません。
また、基本的には捕獲後は必ずご自分の手で殺処分しなくてはなりません。手続き方法は自治体ごとに違うため、まずはお住いの自治体の窓口に問い合わせましょう。

イタチを捕獲する
自治体から指示された通りの方法で捕獲します。 わなに使うエサは、からあげやフライドチキンなどの加工肉が適しており、設置する場所は、足跡などをたよりにイタチの通り道に設置しましょう。
イタチを捕獲する際、毒薬などを使うことは法律で禁止されているため使用しないでください。

わな猟は狩猟免許(わな猟)を持っていないと行うことができません。そのため、一般の方は、害獣駆除業社に依頼するのが無難です。
狩猟免許をお持ちの方は、自治体によっては害獣捕獲ケージを貸し出してくれるので、まずは自治体の窓口に問い合わせましょう。 もしも、害獣捕獲ケージを貸し出していない場合は、インターネットなどで2~3万円で買うことができます。
捕獲したイタチを処分する
ほとんどの自治体では、イタチを捕獲したら捕獲した人が処分する決まりとなっています。処分方法としては、放獣と殺処分がありますが、基本的には殺処分しか許可がおりません。
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放獣
家から離れた山や林でイタチを逃します。 家の近所でイタチを逃がすとまた戻ってきてしまう可能性があるため、遠くで逃しましょう。 -
殺処分
炭酸ガスや麻酔を使い、ご自分の手でイタチを安楽死させます。 しかし、一般の方では難しいため、害獣駆除のプロに依頼しましょう。
イタチを駆除したら二次被害の対策をする
イタチを駆除したあともとの生活を取り戻すためには、家を清潔にして、また侵入されないように対策をすることが大切です。
この対策を行わないと、せっかくイタチの捕獲や追い出し作業を行っても、別のイタチに侵入されたり、思いもよらない 被害に見舞われる可能性があります。
イタチの住みついていた天井裏や床下などを清掃・消毒
イタチの住みついていた場所には、イタチが食べ残した動物の死骸などの餌、フンや尿、毛などが散乱してとても不衛生な状態なため、清掃・消毒をします。
しかし、一般の方が天井裏に入ると天井裏を踏み抜いてしまう可能性があり、とても危険です。
さらに、イタチの住み家の消毒は、薬剤などの専門的な知識がなくては難しいため、天井裏を消毒したい際は、駆除ザウルスまでご相談ください。
実際の被害写真はこちら

また、断熱材が破られている、フンや尿が天井裏に染みて傷んでしまった場合は、施工業者に修理・工事をお願いしなくてはなりません。 この場合も駆除ザウルスまでご相談いただけましたら、施工いたします。
イタチの再侵入を予防する
イタチがまた侵入してしまわないよう、生ゴミなどイタチが好むものをこまめに片付けてください。 さらに、イタチが侵入できないようにするために、外壁を再確認して、イタチが出入りできそうな小さな穴を塞ぎましょう。

イタチの駆除は駆除業者に依頼するのが確実
イタチの駆除をするにあたって、特に一般の方で難しいのがイタチの侵入口を見つける事と、天井裏の消毒です。
侵入口を見つけるためには、イタチの知識と建築の知識、消毒には薬剤の知識が必要です。ご自分で解決できないと感じたイタチのお悩みは、ぜひ駆除ザウルスにおまかせください。
たしかな知識、技術、経験をあわせ持った駆除スタッフがしっかりとイタチを駆除いたします。
駆除ザウルスが気になった方は、まずはかんたんなお見積りからもご検討いただけます。